蔵前神社の由来

弊社東京事務所のすぐそばにある、蔵前神社は小さいながらも由緒正しい神社であり、勧進相撲発祥の地とされます。
蔵前神社の由来についてご紹介するとともに、境内にある早咲きの河津桜をご紹介しましょう。

文政7年(1824年)に蔵前神社境内にて行われた、「力持」の技芸の奉納を描いたとされる絵図。歌川國安の作とされる。
文政7年(1824年)に蔵前神社境内にて行われた、「力持」の技芸の奉納を描いたとされる絵図。歌川國安の作とされる。

当社は、徳川5代将軍綱吉校が元禄6年(1693年)8月5日、山城国(京都)男山の石清水八幡宮を当地に勧請したのが始まりです。以来、江戸城鬼門除けの守護神ならびに徳川将軍家祈願所の一社として篤く尊崇せられ、御朱印社領二百石を寄進されました。

またこの奉納力持が開催された御蔵前八幡宮(※蔵前神社のこと)は、勧進相撲の発祥の地であり天保4年(1833年)に本所回向院が定場所となるまでは、回向院・深川八幡と共に、勧進相撲が行われた三大拠点の一つでした。

上記は、蔵前神社境内にある札書きから抜粋したものです。
勧進相撲については、【おぢ散歩】 新東京事務所から両国ぐるっと散歩 でも、文中にある回向院に立ち寄り、触れましたね。
相撲とは元々神道に基づいた神事です。勧進相撲は、寺社仏閣が建立修繕のための資金集めを目的として行ったものであり、現在の大相撲へと続くものです。

蔵前神社には、河津桜、梅などが植えられています。
撮影したのは、3月上旬のこと。ソメイヨシノに先んじて春の訪れを告げる、艶やかな姿をお楽しみください。

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