【おぢ散歩】 新東京事務所から両国ぐるっと散歩

2016年11月、株式会社和泉 東京事務所を移転しました。
移転後の新事務所は、こちらになります。

郵便番号 111-0051
東京都台東区蔵前3-15-7 
 蔵前酒井ビル5階

電話番号 03-5809-1713 
※旧事務所電話番号から変更しています

新東京事務所への最寄り駅は、都営大江戸線:蔵前駅ないし、都営浅草線:蔵前駅となります。
どちらからも、徒歩5分前後で弊社新事務所までお越しいただけます。ただし、都営浅草線の場合、普通電車でないと蔵前駅に停車しませんのでご注意くださいね。

※記事中の画像はすべてクリックで拡大します。

新事務所からは、スカイツリーも望むことができます。
新事務所からは、スカイツリーも望むことができます。

新東京事務所が位置する蔵前は、(自分で言うのもなんですが)とても交通の便の良い場所です。
新東京事務所から半径1kmほどの範囲には、新御徒町駅(つくばエクスプレス)、浅草駅(銀座線、浅草線、東武スカイツリーライン)、浅草橋駅(総武線、浅草線)、両国駅(総武線、大江戸線)といった駅があります。

新東京事務所には、小さいながらも弊社気泡緩衝材エアセルマットのショールーム、そしてミーティングスペースを備えました。

皆さまのご来所をお待ち申し上げます。

新東京事務所は、隅田川から徒歩10分弱のところに位置していることもあり、付近は江戸から明治~大正の頃のさまざまな名所旧跡に事欠きません。新東京事務所にお立ち寄りの際には、お帰りの際に適当な駅までの「ひと駅ウォーキング」を楽しみながら、付近の名所旧跡を楽しむのも一興かと存じます。

今回は、新東京事務所を起点とし、隅田川を下流方向に歩き、両国駅付近を楽しむウォーキングと、おすすめの名所旧跡をご紹介しましょう。

左から遠藤、太田、小林(秋元運輸倉庫)。
左から遠藤、太田、小林(秋元運輸倉庫)。

今回、ウォーキングを楽しむのは、この三人。

東京営業所 所長の太田、営業の遠藤、そして秋元運輸倉庫 芝浦営業所 所長の小林さんです。

秋元運輸倉庫さんは、弊社エアセルマットのデリバリーを行うサテライト倉庫を運用しており、販売も手がける弊社のビジネスパートナーの一社です。

小林さんは、このあたりを地元とするチャキチャキの江戸っ子であり、また名所旧跡巡りを趣味にしています。今回、快く案内人を引き受けてくれました。

今回のウォーキングルートはこんな感じです。
トータル約6.4km、ゆっくりと歩いても2時間前後で巡ることができます。
では、今回の立ち寄り場所をご紹介してまいりましょう。

蔵前元楽総本店(ラーメン・ぶためし)

和泉新東京事務所から隅田川方向へ徒歩5分弱、背脂たっぷりのラーメンと、ぶためし発祥のお店です。
昭和感たっぷりの趣のある店構え。
背脂がたっぷりと浮いたラーメン。
期待に違わず、どこか懐かしい味のするラーメンは、醤油ベースの「元ラーメン」と塩味ベースの「楽ラーメン」があります。お腹に余裕がある方は、ぜひ「ぶためしセット」をおすすめします。

浅草御蔵跡

隅田川にかかる蔵前橋の西側まで歩くと、石碑が見えてきます。ここにはかつて、「浅草御蔵」がありました。
「御蔵」とは、江戸幕府が全国の天領から集めた年貢米などを保管するための倉庫のことです。勘定奉行配下の蔵奉行が管理していました。
浅草御倉は1620年に成立したと言われます。御蔵は、清水、大津、高槻にも設置されましたが、幕末まで存続したのは、ここ浅草(江戸)と京都、大阪だけだそうです。
現在に残る「蔵前」の地名は、浅草御蔵の前に、米問屋や札差の店が立ち並んでいたことに由来します。

横網町公園 / 東京都慰霊堂

蔵前橋を渡ると、ほどなく右手に見えてくるのが、横網町公園です。
黄色く色づいたイチョウ並木をくぐると、左手にはひしゃげた鉄の塊がいくつも並んでいます。これらは、関東大震災の火災によって溶けた印刷機や電車の車台などです。関東大震災の恐ろしさを後世に伝えるために、ここに展示されています。

大正12年7月に建設工事が始まった横網町公園ですが、その2ヶ月後の9月、関東大震災が発生しました。周辺住民が次々と建設途中の同公園に逃げ込むも、避難者が持ち込んだ家財道具に火が燃え移り、巨大な火炎旋風が発生したと伝えられています。結果、同公園に避難した3万8千人が犠牲になりました。復興後、ここには公園の完成とともに関東大震災における犠牲者の遺骨を納める納骨堂や、慰霊堂が建築されました。
第二次世界大戦後は、東京大空襲被害者のうち身元不明の方々の遺骨を収納すべく、納骨堂を拡張し、震災記念堂として合祀しました。

このような経緯から、横網町公園は関東大震災、そして第二次世界大戦の犠牲者を悼む場として、現在に至っています。

横網町公園から南側に進むと、すぐに旧安田庭園があります。
旧安田庭園は、現代のみずほファイナンシャルグループなどに連なる安田財閥の創始者 安田善次郎が作った庭園です。元々大名の下屋敷だったところを、明治22年、安田善次郎が手に入れ、庭園として整備しました。

しかしながら...、残念なことに、訪問当日は閉園。2017年3月末まで整備工事を行っているそうです。

両国駅の先にある横綱像の前でおどける遠藤。
両国駅の先にある横綱像の前でおどける遠藤。

そのまま南下すると、ご存知両国国技館の西端を通ります。

我々一行は、両国国技館、両国駅を越え、さらに京葉道路も渡り、正面に見える寺社に向かいます。

泉新東京事務所からのひと駅ウォーキングの場合は、ここ両国駅からJR総武線に乗るのも良いですね。

旧国技館跡 / 回向院

元々、相撲は神道に基づいた神事でした。ここ回向院では、1781年より勧進相撲が興行されていたと伝承されます。勧進相撲とは、寺社仏閣が建立修繕のための資金集めを目的として行ったものであり、ここ回向院で行われた勧進相撲は、特に回向院相撲とも呼ばれ、現在の大相撲の起源となりました。
旧両国国技館は明治42年、ここ回向院の境内に建設されました。しかし戦後は当地での大相撲本場所の開催をGHQが許しませんでした。1958年にGHQから返還されてからは、日本大学講堂として利用され、老朽化に伴い1983年に解体されました。

本所松坂町公園(吉良邸跡)

回向院の裏手やや東側には、本所松坂公園があります。
ご存知、忠臣蔵で有名な赤穂義士が恨みと狙い、討ち入りを行った吉良上野介吉長の跡地に建てられた公園です。
公園そのものは、約30坪の小さなものですが、実際の吉良屋敷は2550坪におよぶ広大なものだったそうです。

両国公園。勝海舟生誕の地でもあります。
両国公園。勝海舟生誕の地でもあります。

本所松坂町公園からさらに東に向かうと、両国公園があります。
ここは、幕末の英雄 勝海舟生誕の地。
公園には、勝海舟の足跡を示した碑があります。

柳橋のたもとにある佃煮屋。店員と目が合い、何故か及び腰の遠藤...
柳橋のたもとにある佃煮屋。店員と目が合い、何故か及び腰の遠藤...

京葉道路を西側に向かい、両国橋を渡ります。
渡ってから隅田川に並行するように北に向かうと、すぐに鉄骨が優美な曲線を描いた橋が見えます。神田川と隅田川の合流地点にかかる、柳橋ですね。

かつては隆盛を誇った花街が存在したこの地も、現在は係留された屋形船などにその痕跡を残すのみ。
時代とともに変わる街の侘び寂びを感じる場所です。

後ろに見えるのはJR総武線。
後ろに見えるのはJR総武線。

柳橋からは、隅田川の川際に設置された隅田川テラスを目指します。
隅田川テラスとは、上流は南千住付近から、下流は佃島付近まで、隅田川の川べりに断続的に設けられた親水公園であり遊歩道です。両国橋から桜橋(※向島付近に設置された歩行者専用橋)付近は、新名所となった東京スカイツリーを愛でることができ、特に人気の区間です。

柳橋付近からは、すぐ隅田川テラスに降りることはできません。
約200m北上し、総武線架橋のたもとから、隅田川の堤防をいったん上がり、隅田川テラスへ降りましょう。

隅田川テラス。南千住から佃島付近まで、基本的には両岸にこのような遊歩道が設けられています。
隅田川テラス。南千住から佃島付近まで、基本的には両岸にこのような遊歩道が設けられています。

隅田川を行き交う船や、東京スカイツリーなどの街並みに目をやりながら、隅田川沿いを歩くひととき。

ここ隅田川テラスには、特に何があるわけでもありません。しかし、なんとも心地よい散歩道です。

前半にご紹介した名所旧跡めぐりも楽しいですが、何を目的とするわけでもなく、水辺の散歩道を歩くのも、実に気持ちのよいものですよ。

私どもが歩いたのは、お昼ごろ。でも、ここ隅田川は夕暮れも魅力的な場所です。別日に撮影した夕暮れ時の写真もご紹介しましょう。

太田、遠藤、そして案内人を努めてくれた秋元運輸倉庫の小林さん。
太田、遠藤、そして案内人を努めてくれた秋元運輸倉庫の小林さん。

さて、和泉 新東京事務所の初回を兼ねてご紹介した、蔵前から両国にかけての「おぢ散歩」、いかがでしたでしょうか。
今回は、あえてメジャーどころの浅草を外し、隅田川を下流方向へ歩いてみました。

機会がありましたら、次は上流方向への「おぢ散歩」も実施してみたいですね。

皆さま、ぜひ和泉 新東京事務所へお越しください。
一同、お待ち申し上げます。

フォトライブラリー

◆注記/出典
本記事に記載したうんちく、名所旧跡の説明などは、Wikipediaおよび現地に掲示されている説明書きなどを元にしています。

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