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「穴場的な名所で、桜の写真を撮影したい!」と向かった埼玉県で直面したのは、「桜がほぼ咲いていない…」という厳しい現実(泣)
Googleマップで探し、「なんとかキレイな桜の写真をお届けしたい」と、藁にもすがるような気持ちで向かった先にあったのは、500年近く前に創建された神社に立つ、孤高の枝垂れ桜(しだれざくら)でした。
※画像はすべてクリックで拡大します
都内であれば、定番の桜名所はあちこちにあるのですが、今回は穴場的な桜を求めて埼玉県まで足を伸ばしました。
まず向かったのは埼玉県坂戸市にある北浅羽桜堤公園です。
ここは、越辺川(おっぺがわ)に堤に沿って設けられた公園で、満開時には桜のトンネルを通ることができることで有名な名所なのですが…。
まばらに咲いた桜(泣)
撮影を行ったのは2026/03/27。
本稿を執筆している2026/03/28、東京では気象庁が満開宣言を発表したのですが、埼玉県は寒いのでしょうか??
アップにすれば、キレイな桜です。
ここの桜は、少しピンクが強いようですね。
不安を感じながら、本命の場所に向かいます。
到着したのは、埼玉県ときがわ町にある都幾川の桜堤です。
ここは、都幾川に沿って約2kmの桜が続く、筆者が大好きな名所です。
菜の花は…、キレイです。
コロナ禍以前には、ほぼ毎年サイクリングで訪れていた場所。もっとも、あまり注目されていない(…?)ために、SNS等で開花状況を事前確認するのが難しい場所でもありました。そのため、過去にも何度か空振りしたことがあるのですが、参考までに2018年に撮影した写真を掲載しておきましょう。
同じような満開の桜の写真をお届けしたかったです。
ただし、(しつこいようですが)菜の花はきれいでした。
桜は、まだつぼみが固い感じです。
本音を言えば、「生成AIで満開の桜を合成してしまおうか」とか、「(先に挙げた)過去の写真で誤魔化すか?」といった誘惑にかられました。
ダメ元で、Googleに「このあたりで他に桜の名所はありませんか?」と聞くまでは。
クルマを走らせること5分ほど。
Googleから教えてもらった、孤高の枝垂れ桜が見えてきました。
田黒日枝神社の枝垂れ桜です。
この神社は元亀元年(1570年)に創建されたと伝えられています。ときがわ町付近を治めていた小倉城城主 遠山右衛門太夫藤原光景が、自身の守護神として近江国(現在の滋賀県)の日吉大社から勧請したことが始まりとされます。
枝垂れ桜は長命で、場合によっては1,000年以上生きる枝垂れ桜もあると言われます。
この枝垂れ桜の樹齢は不明ですが、100歳をゆうに超えているのではないでしょうか。
訪問当日、天気は雲が多めでした。
折しも厚い雲の切れ間から射した光が後光のように枝垂れ桜を照らすさまは、なんとも神々しいものでした。
北浅羽桜堤公園、都幾川の桜堤は、和泉通信2026年3月号が配信される週の週末あたりが、見頃かもしれませんね。
本文からはみ出した写真とともに、前述の「ときがわ町付近を治めていた小倉城主 遠山右衛門太夫藤原光景」について、補足します。
埼玉県ときがわ町付近を治めていたのは小倉氏です。
小倉氏は在地領主でしたが、戦国時代中期以降、小田原を本拠とする小田原北条氏の支配下にありました。田黒日枝神社が創建された頃は、軍事拠点としての小倉城を強化するため、遠山氏が小田原北条氏から在地領主である小倉氏の上司的立場として派遣されたと考えられているそうです。
ちなみに、小倉城は豊臣秀吉の小田原討伐(1590年)の際に破れ、小倉氏も没落したと伝えられています。