「目で見て実感」、帯電防止気泡緩衝材の効果を検証してみた

冬といえば静電気。

嫌ですよね、あの「バチッ」とした感触…。不快に感じている方も多いことと存じます。
私は静電気を溜め込みやすい帯電体質なのか、ロッカーやクルマのドアなどはもちろん、パソコンのマウスですら、静電気の洗礼を受ける始末です。

 

さて静電気の季節だからこそ、電子部品等の静電気対策において、和泉の帯電防止気泡緩衝材が活躍します。

当社の帯電防止気泡緩衝材は、すべて継続的に帯電防止効果が発揮され、温湿度の影響を受けにくいことから、多くのお客様にご使用いただいております。

今回は帯電防止効果を数値ではなく、ちょっとした実験によって、視覚的にご紹介いたしましょう。

【実験】「帯電防止気泡緩衝材は、ホントに静電気を防ぐのか?

 以下のとおり、実験内容は至ってシンプルです。

1.細かくちぎったティッシュを準備。

 

2.ポリプロピレン製のクリアファイルと気泡緩衝材をこすり合わせて帯電させます。

 

3.ちぎったティッシュに近づけてみます。
(小学生の頃、消しゴムのカスと下敷きでやったという遠い記憶がありますね)

4.結果は以下のとおり。分かりやすく、帯電防止品と、帯電防止機能がない一般品の違いが出ました。

※画像はクリックで拡大します

 帯電防止機能がないエアセルマット三層品(ZUL-100)には、ちぎったティッシュが吸い寄せられています。

 一方、帯電防止エアセルマット(EPL-100)には、ちぎったティッシュは吸い寄せられることなく、また帯電させたクリアファイルを近づけても、ティッシュは微動だにしませんでした。

 

 参考として、帯電防止品/非帯電防止品における表面固有抵抗値の測定結果も掲載します。 

商品名 表面抵抗値
バック側 3層側

ZUL-100
※非帯電防止 3層品

10¹⁶ 測定不可
測定不可 測定不可
測定不可 10¹⁶
 EPL-100
※帯電防止品
10⁹ 10¹¹
10¹⁰ 10¹⁰
10⁹ 10¹¹

※単位は、「Ω/sq.」
※測定機器の都合上、10¹⁶ 以上の表面抵抗値は測定できないため、「測定不可」としています。
※一般的に、表面抵抗値が10¹²Ω/sq.を超えると、帯電防止性能がないとみなされます。

帯電防止機能がついた気泡緩衝材が求められるケース

  1. 静電破壊※の影響を受けやすい、精密電子部品

    代表的な製品は、IC、MOS FET(電界効果トランジスタ)ですが、青色LEDや高輝度LEDなどのLEDについても、「点灯しなくなる」「暗くなる」といった障害が発生することがあります。

  2. 医療・ヘルスケア機器

    検査装置、カテーテルなどの清潔さが求められる器具は、静電気によってホコリなどの微細なゴミや菌が製品に付着する、コンタミネーションが発生することがあります。

  3. 意匠性の高い製品

    高級家電、アクリル製品、塗装済みの自動車パーツ、スマートフォン本体などは、開封した瞬間に周囲のホコリを吸い付けてしまい、ユーザーが手にした時の清潔感や高級感を損なう、あるいは微細な傷の原因になることがあります。

※静電破壊(ESD破壊)とは
人体や機器に帯電した静電気が、半導体やICなどの電子部品に触れた際に一気に放電(Electro Static Discharge)し、その際の熱で精密な回路が破損・劣化する現象

静電気が発生する原因

 静電気は、異なる2つの物体が擦れたり、くっついたり離れたりする時に発生します。

  • 摩擦帯電(こすれ)
    輸送を担うトラックの揺れにより、荷物と梱包材が細かく擦れ続けることで発生します。

  • 剥離帯電(はがれ)
    密着していた梱包材と製品が、振動や荷出しの際に「パッ」と離れる瞬間に強い静電気が発生します。

  • 接触帯電(ふれあい)
    単に触れているだけでも、分子レベルでの電子の移動が起こり、離れる際に帯電します。

  • 湿度の低下(乾燥)
    冬場やエアコンの効いた倉庫内など、空気が乾燥していると静電気は逃げ場を失い、蓄積されやすくなります。

  • 梱包作業そのもの
    作業者が緩衝材をロールから引き出す時や、テープを剥がす時にも非常に強力な静電気が発生し、それが製品に飛び移ることがあります。

 帯電防止品にご興味がある方は、お気軽に当社までお問い合わせください。



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